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これも強盗

 埼玉新聞によりますと,新三郷駅出入り口で,アルバイト男性が拾った少年の財布を,その男性が盗んだとして,駅員に届けようとした男性の顔や足を数十回殴打して負傷させ,財布を奪った疑いで,少年を強盗致傷容疑で逮捕したと報じられています。

 その財布は少年のものなのに,何故,強盗なのでしょうか。

 少年は,盗まれたと思ったと供述しているようです。

 法律用語に「占有」という言葉があります。
 分かりやすく言いますと,事実上の支配ということです。

 その財布は少年の財布ではありますが,少年が置き忘れたとか落とした場合,時間や離れた距離等にもよりますが,財布の占有は少年から離れている(否定される)とみなされます。
 従って,今度は拾った者に,占有が移ってしまうのです。

 強盗罪は,「暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取したものは,強盗の罪とし,5年以上の有期懲役に処する。」です。

 この「強取」とは,暴行・脅迫をもって相手方の犯行を抑圧し,その意思によらずに財物を自己または第三者の占有に移すことです。

 ですから,本件での占有者はアルバイト男性で,自分の財布とはいえ占有者でない少年が暴行を加えて奪い取ると「強盗罪」が成立し,怪我をさせたので「強盗致傷罪」で逮捕されたのでしょう。

 財布を盗られたと思った少年の犯行に同情の余地は少しある感じもしますが,といって,暴行を加えて良いはずもなく,数十回というのはやりすぎで,逮捕もやむなしといったところでしょうか。
                          [用心棒のぼやき]
 

 
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